めざすのは、予防建築


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 今年は、なぜが、業者とのトラブル解決のための依頼が多いのです。内容的に言えば、
  • 白蟻業者に基礎を勝手にはつられた。
  • 隣家の工事で窓が我が家のキッチン、リビングのほんの目の前にある。
  • 屋上から雨漏りして、子供室、洗面室が無茶苦茶にされた。
  • 倉庫をつくってもらったが、仕事が悪すぎる。
  • 家を購入したけど、家が傾いて、そこにいると気分が悪くなる。
  • 隣家の工事でブロック塀が壊された。
  • 支払いをしたとたんに、最後のダメ工事に来なくなった。
など、こんな感じで次々と業者と紛争を起こしています。紛争になれば、解決するのに、弁護士費用、我々の調査鑑定費用、裁判ともなれば、裁判費用までかかります。そして、何といっても、解決までの精神的な苦痛、ストレス、無駄な労力など良いことなど何一つありません。

 このような紛争には、必ず、原因があります。その原因を事前に知って、そうならないように意図的に対応しておれば、紛争は起きないはずです。私がめざしているのは、紛争をいかにうまく解決するのではなく、いかに事前にそれを防止するのかということです。

 予防医学という言葉がありますが、それを Wikipedia で調べると「病気になってしまってからそれを治すことより、病気になりにくい心身を作る。病気を予防し、健康を維持する」という考え方に基づいている医学のこと、と書いてあります。

 これを建築に置き換えると、「紛争になってしまってからそれを解決することより、紛争になりにくい環境を作る。紛争を予防し、健全な建物を維持する」ということでしょうか。

 私は、原因をしっかりと追究して、紛争になりにく環境づくりをしたいと考えています。


 by Tadashi Yasumizu 2017.05.10

大学の授業が始まりました。

 今年も大手前大学の建築材料実験の授業が始まりました。大手前大学に生き始めて、今年で8年目になります。つくづく、時の早さを感じます。

 毎年、同じような内容なのですが、今年も木材の継手加工の実験をやっています。これは、どういうものかと言いますと、木材の欠点として、最大でも長さは、6mしか取ることができず、通常は、4mです。それ以上となると、継がなければなりません。しかしながら、その継手というのは、1本物よりも非常に弱いものです。弱いながらでも、少しでも強くということで、昔からさまざまな工夫がされています。継手の種類もいろいろなものがあります。

 そういうことで、継手を取り上げて、木材というものは、どういうものであるかを深く知ってもらうのが目的としています。そして、檜材を切断して、継手を加工して、完成すると、引張試験を行い、いかに継手が弱点であるかを知ってもらいます。

継手加工の授業 ← 継手加工の授業

 5月いっぱいは、継手の加工をやってもらいます。ノミとノコギリをもって、馴れない手つきで作業しています。普段、このような大工仕事はやることなく、ほとんどの人が触るのも初めてなのです。でも、このように一生懸命にやっている若者の姿は、いつ見ても、美しいですね。私は、大好きなのです。そして、私は、このように一生懸命にやっている若者達に少しでも、自分のやってきたものを伝えたという気持ちになります。今年も頑張ります。

 by Tadashi Yasumizu 2017.05.08
プロフィール

安水建築事務所

Author:安水建築事務所
 住まいに安心と安全を。住まいづくりのコンサルタント安水正です。安水建築事務所をやりながら、「あんしん住宅相談室」を主宰しています。

 日頃、やっていることを通して、実際にどのような調査・診断をやっているのか、少しでも皆様の住まいづくりのお役に立てればと心がけて書きたいと思っています。もし、お気づきの事、お聞きになりたいことなどありましたら、コメント、メールをいただければ幸いです。

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