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マンションの内覧会に行ってきました。(その3)

 前回は、浴室の天井裏のチェックの話しをしました。これが、終わると、バルコニーのチェックです。

 バルコニーで一番、大切なことは、水はけです。水はけが悪いようですと、当然ですが、床に水が溜まります。水が溜まるというのは、良くないですね。脚が滑って、転倒の原因にもなるし、物があれば、濡れると。また、気分上よろしくない。機能上においては、防水の劣化を早め、漏水の原因にもなります。

 ですので、水が溜まるというのが解れば、早く、直すことが重要です。水が溜まるか否か、目視で見ると、基本的にはすぐにわかります。通常は、バルコニーの勾配は、1/50の以上、とって下さいよ、という決まりがあります。1/50以上というのは、1mに対して、5cmといういうことです。ですので、通常の勾配があれば、見ただけでわかります。私の場合は、誰が見ても解ったもらえるように床に水平器を置きます。この水平器を置いて、付いている気泡管の中の気泡が真ん中に入っていなければ、勾配がとれているということです。マンションの場合、最上階の屋上でもない限りは、結構、深い庇となっていて、雨は入りにくい構造となっていますが、それも含めて、しっかりとチェックします。

 バルコニーの勾配
 床に水平器を置いて、勾配を確認する。

 勾配のチェックが終わると、サッシュ廻りの防水状況、コンクリート面の状況、手摺りがあるようでしたら、取り付け状況のチェック、その手摺にガラスがはまっていれば、そのガラスがしっかりと枠に付いているかもチェックします。

 今回は、バルコニーのチェックについて、話をさせていただきました。また、次回を楽しみにして下さい。




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マンションの調査に行ってきました。

 昨日は、知人からの依頼で大阪にあるマンションの調査に行ってきました。

 その依頼の内容は、知人が、そのマンションの理事をやっているということで、そのマンションの住人のバルコニー手摺の足元のコンクリートが剥がれ落ちて、鉄筋が見えているから、その原因と補修方法を調査して欲しいというものでした。

 実際に行ってみると、確かに手摺の足元コンクリートに複数のひび割れが見られ、ひび割れの大きい部分は、剥がれ落ちて、鉄筋が露出していました。そして、その鉄筋は、錆びています。

 IMG_0690.jpg
 バルコニー足元のコンクリートには、複数のひび割れが見られる

 IMG_0687.jpg
 ひび割れが大きくなると、コンクリートが剥がれ落ちて、鉄筋が出てくる

 この現象は、コンクリートが爆裂している、と言うのですが、なぜ、このようなことになるのかと言えば、施工中の鉄筋とコンクリートのかぶりが通常よりも薄かったということです。解りやすく言うと施工不良でしたということです。

 鉄筋が外気に触れて、錆びないようにするためにコンクリートを巻いて、その鉄筋を保護します。その保護する厚み(かぶりと言います)が、通常でしたら、4,5cmなければなりません。ところが、この件については、下の写真の通り、1cm程度しかなかったのです。

 IMG_0693.jpg
 爆裂して、剥がれ落ちたコンクリートの破片を見ると、その厚みは、1cm程度しかない


 鉄筋は、コンクリートの中では、酸性の膜で覆われ、保護されています。コンクリートは、アルカリ性であり、これが空気に含まれてる炭酸ガスに触れると化学反応を起こし、アルカリ性が失われ、中性化していきます。コンクリートのかぶり厚さが薄いと中性化する速度が早くなり、中性化すると鉄筋の酸性の膜を破壊してしまうのです。
 
 その膜を破壊すると、鉄筋は錆びてしまい、鉄筋が錆びると体積が膨張して、その部分のコンクリートを押し出して、ひび割れを生じさせ、挙句は、爆裂を起こし、コンクリートが剥がれ落ちてしまいます。
 これを放置しておくと、ますます、鉄筋の腐食が進み、その部分の強度は、落ちてしまいますので、危険ということになります。ですから、このような現象を発見すると早目に補修することが大切なのです。補修方法は、専用の補修材がありますので、それを塗り直すことになります。

 なぜ、このような施工不良が起きるのかというと、コンクリート打設時にかぶり厚さが適切に確保できているかどうかの十分なチェックができていなかったということです。工期に追われ、その時間がなかったのか、それとも、予算がなくて、チェックする人員の確保ができなかったのか。注意力に欠けていたのか。

 このような事を防ぐためには、無理な工期を設定しないこと。余裕をもって、コンクリート打設できるようなしっかりした工程を組むことです。また、十分なチェック体制がとれるように常時、監理者を配置し、細心の注意を払うこと。それには、十分な工期と予算が必要です。予算をけちるようであれば、ロクな仕事ができません。補修ともなると、けちった事により、余計な金が必要になるということです。建物のためにも良くはありません。

 しっかりした施工計画、十分な予算、注意力。これは、良い建物を造るには、非常に重要な事と改めて、思い知らされました。




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新年会


 少々、遅れましたが、あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞ、よろしくお願い致します。

 昨夜は、私の大学時代の仲良しグループの同窓会に行ってきました。みんな建築学科で同じ机を並べて、勉強をした中です。この仲間と会うのも7年ぶりで、ほんとに久しぶりだったので、感慨深いものがありました。

 前回、集まったときには、そんなに感じなかったのですが、さすが、7年もの月日は大きかったみたいで、白髪が増えた人、髪の毛が減った人(これは、私?)、シワが増えた人、やっぱり年をとっているんだと思いましたね。でも、建設会社の社長になった人、住宅会社の部長になった人、経営コンサルタントをやっている人、経験も実績も増えて、学生の時からは、想像もつかないくらい?バリバリ頑張っています。丁度、今が油がのっていますから。

 仕事のこと、家族のこと、学生時代の思い出、和気藹々と大いに盛り上がり、あっという間の4時間でした。必ず、来年も会うという約束をして解散でした。みんな、お疲れ様でした。


 IMG_1022.jpg
 三宮の料亭で。一番奥の右が私です。


プロフィール

安水建築事務所

Author:安水建築事務所
 住まいに安心と安全を。住まいづくりのコンサルタント安水正です。安水建築事務所をやりながら、「あんしん住宅相談室」を主宰しています。

 日頃、やっていることを通して、実際にどのような調査・診断をやっているのか、少しでも皆様の住まいづくりのお役に立てればと心がけて書きたいと思っています。もし、お気づきの事、お聞きになりたいことなどありましたら、コメント、メールをいただければ幸いです。

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